アメリカンスタンダード ストラトキャスター
"FENDER AMERICAN STANDARD STRATOCASTER"
通称アメスタのストラトキャスターは1986に生産が開始され2017年に生産完了しているが、マイナーチェンジをしている為、年代によって異なるギターだと言えるだろう。
このギターのシリアルナンバーをフェンダーのページで調べると、
N9+ 5 or 6 digits
1999年製ということがわかる。
このギターと、最終的に生産されていたアメスタのストラトキャスターとを何点か比較すると、
■ピックアップ→American Strat Single-Coil Pickups(おそらく)
最終的には"Fat '50s"、2008年頃までは、"American Strat Single-Coil Pickups"だったことはわかるが、1999年がどうだったか正確にわかる情報が見当たらない。
■ネック→モダンCシェイプ(おそらく)
調べてもわからないが、握った感じはおそらくそうだろう感じる。
もしかしたら呼び名は違ったんじゃないか。
■サドル→ベント・サドルではなくブロックサドル
これだけは見ての通り間違いなく、そして、かなり大きな特徴だろう。
伝統的なベント・サドルから、サスティンを得る為に開発されたであろうブロックサドル。
最終的にベント・サドルに戻っているということは、あくまでスタンダードという名のシリーズでありたかったからか。
ブロックサドルは、現在ではウルトラシリーズなど先進的なモデルに搭載されている。
音はというと、20年経ってエイジングされているからか、ヴィンテージよりの音がする。
"より"というのはヴィンテージというにはまだ若いが、新しいギターのピカピカな音とは違う、配線が埃がかった様な、少しくたびれた様な、でも、軽快に響く様な、そんな系統の音がするのは、やはり20年のエイジングの効果なのかなと思う。
そして、バラつきが少なく、ベルサウンドといえる鳴り方をする。
カラーは、おそらくオリンピックホワイトだと思うが、ほぼ、黄色といえるところまで変色してしまっている。
ストラトキャスターの理想の1本にカスタマイズする為のベースとして、アメスタがベストだと判断して中古で手に入れた。
リフィニッシュやパーツの変更など、今後、かなりカスタマイズすると思う。